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暮らし 健康茶を自分で作りましょう!(2)
さて、今月も先月に引き続き、健康茶の作り方のご紹介です。
健康茶の素となる「薬草」がとっても身近に生えているということは、前回お伝えしましたよね?
なんとなく「私も一度、作ってみようかな?」と思われましたか?
今回はお約束とおり、ハトムギ茶、ドクダミ茶、柿の葉茶の作り方をご紹介しましょう!
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ハトムギ茶の作り方

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生えている場所
ほぼ日本中の野山や湿地に自生しています。
土手、畑、野原どこにでも広く自生する多年草です。

効能
イボや肌の老化防止、また筋肉の異常緊張によるひきつり、疼痛性身体麻痺などや、母乳増進、整腸などにも効くとされています。
栄養成分には、たんぱく質、脂質、ビタミンB群、カルシウム、鉄分などが豊富に含まれていますので、食欲のない人や肌にトラブルのある人に良いといわれています。

つくりかた
10月ころに直径1センチほどの実が成るので収穫します。色が黒褐色になった頃が収穫時です。
さっと洗って乾燥させてから、実の殻を砕いて弱火で炒ります。
砕いて炒ったものは、非常に香ばしい味のハトムギ茶になります。

ハトムギ茶の入れ方
沸騰したお湯に、煎った実を入れて5分〜10分煮立ててから取り出します。
市販のお茶パックに入れて煎じると、取り出す時に便利です。


ドクダミ茶の作り方

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生えている場所
ほぼ日本中の林の中や道ばた、日陰の庭先に自生する多年草です。
生命力が強いので、毎年同じ場所にたくさん生えます。ドクダミには独特の香りがあるので、一度ニオイを憶えるとすぐに見つけることができます。

効能
血圧を下げ、殺菌作用が蓄膿症を改善、利尿作用で便秘が改善、細胞組織を保護、血液循環を良くして、神経痛を改善、動脈硬化、高血圧、アトピーなどに効果があるとされます。また、ドクダミ風呂は、あせもや湿疹などにも効果があるとされます。

つくりかた
5〜6月の花期に根を含めた全草を採取し、一度軒先などで吊るして乾燥してから日干しの後、半陰で完全に乾燥します。
ドクダミは、日干しの乾燥が、速いほどきれいな色に仕上がります。
採取時期が梅雨時なので乾燥したものが湿らないように注意し、密閉容器に入れて乾燥した場所に保存してください。

ドクダミ茶の入れ方
普通のお茶と同様の飲み方でどうぞ。
また、煎じてもおいしくいただけます。煎じ方もカンタン。乾燥したドクダミを市販のお茶パックに入れて、沸騰したお湯にいれます。5分〜10分煮立て、お茶パックごと取り出すだけです。

ドクダミ風呂
生の茎や葉を水洗いして、適当な大きさに刻んで布袋に詰め、浴槽に入れます。
生のドクダミには独特の香りがありますので、お好みに応じて乾燥したものをご使用ください。
袋の中の成分を揉み出しながら入浴すると効果的だそうです。


柿の葉茶の作り方

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生えている場所
柿は、北海道と沖縄県を除く全県で栽培されています。
お宅のお庭に柿の木がなければ、田舎に行って葉っぱを少し分けていただいてはいかがでしょうか。

効能
肌荒れ・しみを解消し、美容増進に効果があるといわれています。
ビタミンCが豊富なので、風邪や病気に対する抵抗力をつけ、血管壁を丈夫にする働きがあり、肩こりやめまい、のぼせなどの症状を緩和するともいわれています。

つくりかた
5月末〜6月初めの天気の良い日に、きれいな柿の葉を摘むみ、さっと洗って適当な大きさに刻みます(刻まずにそのままでも良いです)。
蒸し器でさっと蒸し、乾燥させ、1日〜2日陰干します。蒸すとスグに色が変わるので手早く仕上げるのがコツです。

柿の葉茶の入れ方
普通のお茶と同様の飲み方でどうぞ。
また、ドクダミ茶と同様に煎じてもおいしくいただけます。

最後に

ジメジメした季節に収穫する薬草については、「乾燥」がポイント。
よく乾くよう、一枚ずつ広げて干すのがコツです。
乾燥に時間がかかると、カビの原因や変色の原因、悪臭の原因となります。お気をつけて。(o^-')b

※ご注意
◎私有地に生えている植物の採取には、十分ご注意ください
◎持病をお持ちの方、または煎じ薬として服用される方は、必ず医師・薬剤師等の専門家に服用の指導を受けてください。

情報提供
快適な住まいと、生活の知恵を大切に!
生活応援隊の皆様、ありがとうございました!
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