個人情報漏えいの原因の一つとして、ウイルスの感染によるものが挙げられます。
なかには個人情報の漏えいだけを目的としたウイルスもあります。
このウイルスに感染してしまうと、お使いのパソコンのハードディスクに記録されているデータ丸ごと、インターネット上に公開されてしまいます。
メールはもちろん、家族の写真、中にはクレジットカードの情報を保存している方もいるかもしれません。

ではウイルスにはどのように感染してしまうのでしょうか？
ウイルス対策さえしていれば安心でしょうか？過去にはこのような事例もありました。

　Aさんが使用しているコンピュータは、1年ほど前に購入したものです。当時、コンピュータを使用している友人がウイルスに感染して大騒ぎになったこともあり、安心して利用できるように、ウイルス対策ソフトが初めからインストールされているコンピュータを選択しました。

　 Aさんは、そのコンピュータで電子メールやホームページの閲覧、ショッピングなどを楽しんでいました。しかし、ある日、友達のTさんからの電子メールを見てびっくりしました。その電子メールには、「あなたからウイルス付きの電子メールが送られてきた」と書かれていたのです。

　 そんなはずはありません。Aさんのコンピュータには、購入したときからウイルス対策ソフトがインストールされているのです。それなのに、ウイルスが侵入したと言うのでしょうか。

ウイルス検知ソフトの自動アップデートがオフになっていませんか？もしくは有効期限が切れていませんか？
オフになっている方は自動更新オンに設定するか、毎日起動時に更新操作を行うようにしてください。

利用していたオンラインショップや、企業からの漏えいは、個人では完全に防げるものではありませんが、
最低でも自分の情報は自分で守る！という意識をもって、インターネットを利用されてはいかがでしょうか。