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マネー 三重県の火災保険料値上がりに対する対策

 ここ数年、火災保険の損害の支払いが大変多くなり(大水害、台風などが原因しています。)三重県の火災保険料(三重県に存在する建物、家財、什器・備品、商品など)が、今年の4月1日から値上がりになります。

そこで!今回は、「三重県の火災保険料値上がりに対する対策」についてご紹介します!

イメージ写真

火災基本料率の値上がり率〈平成19年4月1日から〉

前回地震保険料が上がるかもしれないとお知らせしましたが、その矢先4月1日に火災保険の値上がりが実施されます。
火災保険を長期契約に変更するなどの方法で事前に十分にご検討し、対策を立ててください。

  鉄筋コンクリート造
(A/1級構造)
鉄骨造耐火壁
(B/2級構造)
木造耐火壁
(C/3級構造)
木造木板張
(D/4級構造)
住宅物件 10.6% 10.7% 5.5% 11.7%
一般物件 18.6% 35.8% 33.5% 35.8%
一般物件とは、店舗・工場またその併用住宅のことで、
久しぶりの値上げのため、値上がり幅が、住宅物件よりも大きくなっています。

基本料率だけでなく、総合加算率(水害や飛来物の衝突に備える特約)や、
長期係数(長期2年以上で解約した場合の割引)も改悪になるため、結果的には下記のような例が考えられます。

三重県内 建物 木造 耐火壁 (C構造)の場合

住宅総合保険 2000万円の場合〈専用住宅、価格協定割引あり〉
現在 2000万円×(1.63×0.9+0.35)=36,400円 5年一括 168,400円
4月1日以降 2000万円×(1.72×0.9+0.39)=38,880円 5年一括 181,400円
 
  6.8%アップ 7.8%アップ

三重県内 建物 木造 耐火壁 (3級構造)の場合

店舗総合保険 2000万円の場合〈事務所、価格協定割引あり〉
現在 2000万円×(2.06×0.9+0.45)=46,000円 5年一括 213,400円
4月1日以降 2000万円×(2.75×0.9+0.51)=59,800円 5年一括 280,400円
 
  30.0%アップ 31.4%アップ

地震保険料率も今年中に約30%値上がる予測もございます。
この機会に長期一括払いや、長期年払い(長期間の契約ですが支払方法が年払いになります)でのお支払いをお勧めします。

なお、条件によりますが、現在の火災保険を中途解約〈日割りでそれまでの保険料を返還できる場合外多いです〉し、
新たに長期契約という方法もありますので詳細は、各保険会社までお問い合わせ願います。


情報提供
元郵便局の「三重暮らしの相談員」
現在日本ファイナンシャル・プランナーズ協会公認CFP(国際資格ファイナンシャル・プランナー)
三重ライフデザインセンター:石川 謙二
E-mail:mie-life-designcenter@ztv.ne.jp
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