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マネー 自転車事故に思うこと
最も安くて、最も効率的な保険、ご存知ですか?
交通傷害補償と日常生活賠償保険に加入している場合、自転車で事故を起こしてしまった場合に少ない保険料で充分な補償をを受けることができます。お子様がいらっしゃるご家庭には、特におすすめします。

そんな「交通傷害補償と日常生活賠償保険」について詳しくご紹介します!
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最も安くて、最も合理的な保険

 あまりテレビのニュースや新聞には載りませんが、自転車事故が意外に多いと、小学校での交通安全指導の自転車講習会に参加するとよく聞かされます。
  【1】自転車と自動車【2】自転車とバイク【3】自転車と自転車【4】自転車と歩行者いろいろな形態の事故があります。【1】【2】のケースでは、一方的な被害者、【3】【4】のケースでは、逆に加害者になるとも考えられます。

 自転車のように地球環境に最もやさしいといわれる乗り物ですが、いったん事故がおきてしまうと、交通弱者だけに大きなケガを負ったり、また一方、坂道などで、スピードを出して乗ったりすると、歩行者にとっては凶器になることも十分認識して安全運転に心がけてほしいと、親としては心配の種です。

 案外おきるこの事故に対して、たとえば、自転車保険の普及率は数%に及びません。
このような危険を、最小のコストでカバーしてくれるのが、交通傷害補償と日常生活賠償保険です。最近、NHKなどでも保険商品の名前を出さず、紹介されたことがありましたが、本当にこの保険安くて、対応範囲が広いので、ぜひ、一家に一台でなく一家に一保険かけてほしいといつも思います。

 まず、一番心配なのが、自転車でのケガですね。交通傷害補償(自動車の人身傷害保険につける特約です)は、あらゆる交通事故(飛行機、電車、バス、自転車、エレベーター、エスカレーターなどーバイクを除く)に搭乗中でケガをした場合、治療費全額を(最低3000万円まで)支払ってくれる保険特約です。ちなみに年間保険料(保険会社によって違いますが)千数百円程度です。 補償の対象は、同居の家族全員ですし、この交通傷害補償保険を事故で利用しても、本体の自動車保険の無事故割引には、影響しません。

 2番目に心配なのが、自転車で人をケガさせてしまったとか、自動車を傷つけてしまったと言う事故です。これは、日常生活賠償保険といって、日常生活で他人をケガさせてしまったとか、他人の物をこわしてしまった時などに、大変有効です。
  もう数年前の事故ですが、三重県内で、自転車で坂から降りてきた高校生が、坂をあがってくる歩行中の中学生に衝突して、後遺障害を負い、3000万近くの賠償金を支払ったケースが新聞に報道されていました。この保険も、年間で(保険会社によって違いますが)千数百円程度です。しかも、補償は無制限で、補償の対象は、同居の家族全員になりますので特に、お子さんがいらっしゃるご家庭は必須だと思います。また、大人の方でも、ソフトボール中、打球が建物のガラスを割ってしまったとか、ゴルフの練習中に、クラブが人に当たってケガをさせてしまったとか、必要な場合も十分に考えられます。なお、この保険、単独で販売しておる保険会社は今現在なく、ほとんどが、火災保険、傷害保険、自動車保険の特約として販売しているようです。ちなみに、自動車保険につける方法が、保険料負担も少なく、示談交渉サービスもついているので安心と言われています。

よくある自転車事故のケース

ケース【1】
ケース【1】で、ケガは、相手の自賠責保険または対人賠償責任保険あるいは、自身の交通傷害補償でカバーできます。(ひき逃げの場合でも自身の交通傷害補償は利用可能です。)また、自転車の損傷は相手の対物賠償で一部カバーされます。問題は、この場合、交通法規上は、自転車の過失が6、自動車の過失が4になりますので。自動車の修理代の6割を支払らわなけなりません。これをカバーするのが、日常生活賠償保険です。
ケース【1】の図

ケース【2】
ケース【2】では、本来自転車は左側通行を遵守しなければなりませんが、右側通行で、車道を走っていて、車と接触した場合は、過失割合が自転車の過失が8、自動車の過失が2になり、ケガの場合はケース【1】同様ですが、自動車の損傷の8割を負担しなくてはなりません。なお、交通法規上、自転車は、軽車両ですので、歩道に自転車道がない場合、車道を走るのが、当然とされています。
ケース【2】の図


情報提供
元郵便局の「三重暮らしの相談員」
現在日本ファイナンシャル・プランナーズ協会公認CFP(国際資格ファイナンシャル・プランナー)
三重ライフデザインセンター:石川 謙二
E-mail:mie-life-designcenter@ztv.ne.jp
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