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マネー 国民年金って払い得?払い損?
最近話題の国民年金。未納率が4割近くなった、国民年金。
特に20代前半は、未納率が5割近く近くと大変高くなっています。
本当に、払わない方がお得なのでしょうか?
あとで「しまった!」にならないように、
今のうちに、 どっちがお得か、よ〜く考えておきましょう!
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国民年金とは

国民年金とは、(将来的に国民基礎年金と言う名前に変更される可能性が高いので、以後国民基礎年金と呼びます。)サラリーマンやOL、自営業者など、専業主婦や免除者等を除くすべての国民が負担し、将来的に65歳になったら、ほとんどの国民が、終身でもらえる公的年金のことです。
サラリーマンやOLは、厚生年金や共済年金に加入していますが、基礎部分は、国民基礎年金に資金を供出していますので、その上積み部分を、自営業者などよりたくさんもらうことになります。

国民年金って払い得、払い損

この国民基礎年金、国会での議論から、将来年金がもらえないとか、払い損なるのではという心配が出ています。
でも、冷静に計算をして見ませんか??
平成18年からの国民保険料は、月額13,860円ですが、平成29年4月まで
徐々に値上がりして平成29年4月から月額16,900円で高止まりするといわれています。

この高止まりした保険料で20歳から60歳まで保険料を納めた場合、
16,900円×12ヶ月×40年間=8,112,000円になります。

一方、65歳以降、国民基礎年金をもらえる金額ですが、年間約80万(物価の変動等により変更があります)考えると、75歳まで生きていれば、それ以降は、もらい得になります。
日本人の男性・女性の平均的な寿命は、82歳くらいといわれていますから、平均的に7年分の得となります。

どうしてもらい得になるかといいますと、国民基礎年金のうち1/3(平成21年からは1/2になる予定)を国が負担しているからなのです。
どんなに有利な貯金でも、元本の1/2を国が負担してくれる金融商品はさすがにありませんよね?

国民の年金の受給額はどうやって決まるのか御存知ですか?

非常に簡単に言いますと、「物価の変動によって金額が変わります。」
ここ数年は、デフレで物価が下がっていますので、年金の受取額も下がっています。
が…、将来インフレによって、物価が上がったとしても、年金は連動しますので、インフレにも強い金融商品という考え方をすれば、大変優れた公的制度だと考えます。

是非、皆さん冷静になって、国民年金のことを考えてみてはいかがでしょうか?


情報提供
元郵便局の「三重暮らしの相談員」
現在日本ファイナンシャル・プランナーズ協会公認CFP(国際資格ファイナンシャル・プランナー)
三重ライフデザインセンター:石川 謙二
E-mail:mie-life-designcenter@ztv.ne.jp
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