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健康 聴き上手のポイント
みなさんは、何かに迷っているとき、悩んでいる時、どうしていますか?
話しやすい友達や家族、まわりにいる人に何気なく話をしていませんか?
そうなんです!
人は、誰かに話をすることによって、自分の中の答えを見つけてゆくものなのです。
でも、相談事を話しやすい人、話しにくい人っていますよね?
その違いは、どこからくるのでしょうか?
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あなたはどのタイプ?

心理学の専門家でなければ、ほとんどの方が気付いていないことなのですが、たいていの場合、話す人は、聴く人に話しながら、実は聴く人の反応を通して、自分を見ています。
ようするに、聴く人は話す人を映す『鏡』の役割りをしているのです。
さて、その『鏡』を例に使って、聴く人を大きく4つにわけてみましょう。
あなたは今までに相談を受けた時、こんな(↓)経験はありませんか?
・どこへ行っても、いろんな人に相談をされる。
・せっかく話を聴いてあげたのに、途中で話す人が怒り出した。
・なんだか話がかみあっていないみたい…と感じながらも、穏やかに話が終わった。
・あんなに「ありがとう」っていっていたのに、2度と相談にこなくなった。
それは、あなたがどのタイプの聴き方をしているのかに大きくかかわってきます。
もしかしたら、それが原因だったかもしれませんよ???

タイプ1:温かく曇りのない敏感な鏡

『どこへ行っても、いろんな人に相談をされる。』という経験のある方はこのタイプ。
あなたは、とても温かく真剣に話す人の話を聴いていらっしゃいますね?
しかも、話す人の『ありのままの現実』を温かさを添えて、正確に映しています。
話す人は、あなたに話すことにより、自分の悩んでいる現実をきちんと把握し、次への一歩を踏み出すことができるのです。
心からの笑顔を見る機会も多いのではないでしょうか?

タイプ2:冷たく曇りのない敏感な鏡

『あんなに「ありがとう」っていっていたのに、2度と相談にこなくなった。』という経験のある方はこのタイプ。
他にも、話している途中で、だんだん話す人の言葉数が少なくなったり、すぐに結論が出て、話が終わったり。
そういうときは、このタイプを疑ってみてください。
あなたは、 話す人のことを一生懸命考えて、現実の状況をふまえた最適なアドバイスをしているのに…。ちょっと、納得いきませんよね?
そこで、少し考えてみてください。あなたは、曇りのない敏感な鏡なんです。あなたという鏡が話す人に返す言葉は、話す人の『ありのままの現実』なんです。
現実というのは、良いものばかりではありません。
多分、話す人は、あなたを通して見える自分の現実を受け取ることがつらいのです。
それで、あなたという鏡に話しかけるのを避けてしまうのです。
今のあなたの言葉や物腰に、あと少し温かさをプラスすることができれば、相談者も自分の現実を受け取りやすくなるのではないでしょうか?

タイプ3:温かく曇った鈍い鏡

『なんだか話がかみあっていないみたい…と感じながらも、穏やかに話が終わった。』という経験のある方はこのタイプ。
あなたは、とっても思いやりのある人です。
でも、相談者の聴いて欲しい悩みとは違うところを悩みだと勘違いして、相談者の話を聴いていたのかもしれません。
なんだか、相談者の様子がおかしいな…と思ったら、「こういう悩みなんですよね?」と確認してみてはいかがでしょうか?

タイプ4:冷たく曇った鈍い鏡

せっかく話を聴いてあげたのに、途中で話す人が怒り出した。という経験のある方はこのタイプ。
他にも、話している途中で、だんだん話す人の言葉数が少なくなったり、話す人より聴く人であるはずのあなたの方が、ずっと話していたり。
そういうときは、このタイプを疑ってみてください。
あなたは、ご自分の考えをとても良いことだと思っていますよね?
きっと、とても自信に満ちあふれた素敵な方だと思います。
でも、ひとつ考えてみてください。人は、あなたにはなれません。話す人はあなたではないのです。
まずは、ご自分の考えや感情を横において、話す人の話をしっかりと聴いてみるということを、意識してやってみてはいかがでしょうか?

最後に

心の不調は、ちょっとしたことから始まります。
悩み・不安・ストレスは、弱った心のスキにつけ込んで、つぎつぎと新しい仲間を増やしていきます。
悩みが始まった時に、話せる人がそばにいるのと、いないのでは大違い!
なるべく、みんなで助け合いましょう。
それでも、悩み・不安・ストレスが解消しない時は、早めにお近くの専門家(産業カウンセラー等)に相談しましょうね。

情報提供
ココロとカラダを大切に!
女性のためのメンタルケアサポート『インターフィール』
http://www.interfeel.jp/index.htm
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