2019年4月放送内容

4月1日~15日放送 「 城下町久居散歩 」~清明(せいめい)の頃~

現在津市となっている久居、2代津藩主藤堂高次によって5万石の支藩として設立されました。城を築くことは許されず陣屋とよばれる質素な藩庁で執務していたといいます。しかし5万石は結構な禄高で城下町は立派なものであったようです。その面影をたどり、藩主によって守護神として祀られた野邉野(のべの)神社を訪れます。近くには今では珍しい下駄屋さん、いろんな下駄を見せてもらいます。そして町はずれには枝垂梅や藤、紫陽花が山一杯に咲き誇る風早の里、「永久に鎮居する」からとった名前の久居を紹介します。

4月16日~30日放送 「 新種のクマノザクラに会う 」~穀雨(こくう)の頃 

紀伊半島に群生していた早咲きの桜、地元の人もヤマザクラとばかり思っていたものが、なんと百年ぶりに見つかった新種だったのです。新種に認定されたのは昨年の3月、しかも熊野市、奈良県十津川村、和歌山県田辺市など熊野川を中心に限られた地域にのみ群生していることがわかりました。地元では現地説明会を開いたり、植樹をしたりなど活気づいています。ヤマザクラよりピンクが濃く可憐な花で観賞用に適しているというクマノザクラ、発見までのいきさつや大木になったクマノザクラなど、新種の桜を訪ねていきます。

■ 放送時間
9:30〜、21:30〜