8月放送内容

8月1日~15日放送 「 日本全国を歩いた男・松浦武四郎」~立秋の頃~

松浦武四郎は北海道の名付け親として知られています。しかし、彼が三重県の松阪出身であることは、ほとんど知られていません。北海道から遠くはなれた伊勢の国の人がなぜ北海道の名付け親になったのでしょう。実は、武四郎は北海道ばかりか日本全国を歩いているのです。それにはお伊勢参りが大いに関係していたのです。今回は幕末から明治にかけて、明治政府や時の元勲(げんくん)たちとも交流のあった武四郎のルールにせまります。

8月16日~31日放送 「神様の塩作り」~処暑の頃~

塩は水と並んで、なくてはならないもの。神事にも塩は欠かせません。伊勢神宮ではご鎮座以来2000年、塩田から採取された海水を煮詰めて塩を作っています。その昔塩は、日本各地の海岸で作られていましたが近代以降イオン塩がほとんどになりました。天候に左右される塩田式は手間ひまがかかり、効率的ではなかったからです。しかし神宮では、7月中旬から塩田で濃い塩水を作り、それを夏の暑さの中で大釜で煮詰める大変な作業をずっと守り続けてきたのです。どんなに大変な作業かつぶさに紹介します。