5月放送内容

5月1日~15日放送 「三重の城 その2」〜立夏の頃〜

伊賀市にある上野城(うえのじょう)は津藩主藤堂高虎(とうどうたかとら)が改修した名城です。残念ながら当時のものはありませんが、昭和になって地元の有力者によって再建され、白鳳城(はくほうじょう)という名の通りの白亜の城が聳えています。石垣は大阪城と競うほどの高さを誇り、築城の名手高虎の面目躍如といったところです。隣の名張(なばり)は藤堂家から分家をした名張藤堂と呼ばれる小名が良い治政を行い名張は繁栄しました。その屋敷跡が一部残されていますので併せて紹介します。

5月16日~31日放送 「子安観音寺の不断桜と伊奈冨神社の紫つつじ」〜小満の頃〜

鈴鹿市稲生(いのう)にある伊奈冨神社(いのうじんじゃ)は2000年以上前の創建と伝わる古社。県の天然記念物にもなっている境内をめ尽くす紫ツツジの群生が有名です。鈴鹿市白子(しろこ)にある子安観音寺(こやすかんのんじ)の不断桜(ふだんざくら)は江戸時代の伊勢参宮名所図会(いせさんぐうめいしょずえ)にも載っているほど有名な桜で冬から春にかけて咲くので不断という名がつきました。今回は花シリーズをお楽しみいただきます。