4月放送内容

 4月1日~15日放送「鈴鹿山麓の神社とお寺」~清明(せいめい)の頃~ 

鈴鹿山脈の麓にはその昔江戸幕府の調査団が通った道が残っています。その名は巡見街道(じゅんけんかいどう)、今回は街道とその周辺に位置する神社と寺を訪ねます。まず椿大神社(つばきおおかみやしろ)、猿田彦(さるたひこ)を御祭神とした由緒のある神社で広い境内には天之鈿女命(あめのうずめのみこと)をはじめ、多くの神々が祀られています。
お茶で有名な水沢を通り、御在所岳(ございしょだけ)をみながら進むと尾高(おだか)観音、厩戸(うまやど)皇子が彫ったといわれる千手観音を祀る山寺です。街道の歴史を紹介しながらの小さな旅です。

4月16日~30日放送「松阪の山城と神社・牡丹のお寺」~穀雨(こくう)の頃~ 

松阪の西に連なる山の一つに白米城(はくまいじょう)といわれる山城があります。
中世の武将、北畠氏(きたばたけし)の重要な拠点でしたが、信長の伊勢侵攻の際に木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)によって攻め落とされました。国の史跡にもなっているこの城跡からは伊勢平野が一望され、今もハイキングの人々の人気を集めています。城の麓には阿射加(あざか)神社という猿田彦(さるたひこ)を祀った2つのお宮があり、いずれも長い歴史を誇っています。今回は 松阪の西の名所と東の牡丹と江戸期の画家曽我蕭白(そがしょうはく)の絵が多く残る名寺を紹介します。