1月放送内容

1月1日~15日放送「伊勢神宮の一年」 ~小寒~(しょうかん)

伊勢神宮は日本で一番尊いお宮と言われていますが、首都圏からは距離のある三重県伊勢市にあるためなのか、本来の姿はあまり知られていません。伊勢市の4分の1を占める広大な神宮林に囲まれ、清らかな五十鈴川の流れのほとりに建つ内宮、そこから5キロ離れた場所にある外宮。一年の祭は1500を数え、日本の繁栄、国民の平安を祈り続けています。今回は内宮を中心に清らかな営みを続ける一年を紹介します。

 

1月16日~31日放送「おかげ参りと抜け参り」~大寒~(だいかん) 

江戸時代、日本の人口が3000万人位であった時代に年間600万人もの参拝者が伊勢神宮にお参りに来るという出来事がありました。これをおかげ参りといいます。きっかけはいろいろですが、熱に浮かされたように伊勢へ伊勢へと参宮を名目に旅をしたのです。なかには親や主人に黙って、ある日突然に伊勢参りにでかけてしまう者もいたそうです。これを「抜け参り」と呼びました。伊勢に行きたいという願望が庶民に爆発した時代。なぜ伊勢参りがそれほど流行したのでしょうか?当時の浮世絵や名所図会などの資料を交えながら「日本人にとっての伊勢参りとは?」を描きます。