最近では、子供のうちから成人病にかかる子が増え、今や成人病という呼び方も、生活習慣病へと変化しました。

生活習慣病にかかる人が増えていくのと同様に、メタボリック症候群も確実に“増えている”ということなのです。

メタボリックとは「代謝」と言う意味を持ち、数ある生活習慣病のうち、主に高脂血症・高血圧・高血糖を予防・解消する目安となります。
子どもの間でもメタボリック症候群の予防・対策・基準が問題となっています。

肥満児も含めた児童、数百人を対象に調査したところ、肥満児は5〜20%、一般の子供の0.5〜3%が小児メタボリック症候群という結果が出たそうです。
何より驚くべきは、一般の子供の3%が小児メタボリック症候群であるということ！

見た目では、全く分らない場合もあるのがメタボリック症候群の怖いところですよね。

大人と子供では体格が違うので、メタボリック症候群の基準も、もちろん大人と子供では違っています。
そのため、厚生労働省が子供達の健康管理の見直しのために『子ども用のメタボ基準』を作りました。
子ども用のメタボ基準は6歳〜15歳を対象としているそうです。

子ども用のメタボの基準は

ウエストの周囲の長さが「男子も女子も80cm以上」
そして、

1. 血圧
2. 血糖値（空腹時）
3. 高脂血症

この中で2つ以上問題があれば『小児メタボリック症候群』と診断されます。

ちなみに‥

• 高血圧とされる数値は、血圧が上で125mmHg以上、下で70mmHg以上。
• 高血糖とされる数値は、空腹時血糖が100mg/dl以上。
• 高脂血症とされる数値は、中性脂肪120mg/dl以上、HDLコレステロール40mg/dl未満。

と、されているそうです。

この他、ウエストを身長で割った数値が0.5以上を「黄信号」とし、ウエストのサイズが80�p以上だが
上の危険因子の三つにはあてはまらない子供も「メタボ予備軍」として注意が必要なんですって！

みなさん！お子さんの食事・運動には、気をつけてあげてくださいね！