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ネクタイって、本当にジャマ者? |
この夏実施された『クールビズ』にともない、ノーネクタイ運動が徐々に定着してきました。
どこからともなく「もともとネクタイなんて必要ないんじゃな〜い?」なんて声までちらほら。
さて、さて、ネクタイって、本当にジャマ者なのでしょうかね?
今回は、その『ネクタイ』についてお話しましょう。 |
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◆ネクタイって何?
首や衿に巻いたり締めたりするアクセサリーです。
はい。愚問でした。 これはみなさん、ご存じですよね(笑)
◆起源は?
紀元前50年頃ローマです。
街頭弁論の時に知的さをアピールしたり、のどを大切に守るために首に巻きつけた布から始まったようです。
ん? 知的さをアピール?
確かに、今でもネクタイもして、スーツをビシッと着こなしている姿は『知的』そのものですよね。
◆締めるようになったのは、いつ?
2世紀初頭ローマ兵士の誇りをこめた防寒用のウールのネッククロスがネクタイのルーツになるようです。
◆今の形におちついたのはいつ頃?
19世紀頃、メンズファッションの主流がフランスからイギリスに移り『ネクタイ』という言葉が使われるようになりました。
1850年代に蝶ネクタイ、1870年代にアスコットタイ、そして1890年頃現在の大剣と小剣からなる結び下げのフォア・イン・ハンドタイが登場しました。
現在のスタイル『フォア・イン・ハンド』は四頭立ての馬車の御者が使いやすい様に考え出されたと言う説、イギリス紳士オスカー・ワイルドによって創案されたと言う説、などなど諸説紛紛です。
◆最後に
『ノーネクタイ』はラクでいいのですが、時と場合によっては、窮屈なネクタイも『ラク』より価値の高い効果をもたらしてくれることもあります。
起源から見ると、ネクタイを締める目的は自己アピールのためのツールであったり、防寒であったりと、実にさまざまではありますが、これほどの永きに渡り支持され続けてきた『ネクタイ』のこと、もう一度、考えてみませんか?
同じスーツでも、ネクタイを少し変えるだけで、いつもとは違った印象を与えてくれます。
なんとなく締めるのではなく、自分らしさをアピールする方法のひとつとしてネクタイを考えてみると、また違った楽しみも生まれてくるのではないでしょうか?
情報提供
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