Z-CAN 意外と知らない!新年度のスタートが4月である理由

もう3月も下旬でもうすぐ新年度が始まりますね。
4月と言えば入学や入社のイメージがありますが、なぜ4月なのでしょうか?
今回は、意外と知らない「年度」の豆知識を紹介します!
会計制度の始まり
江戸時代に遡ると、当時は年度や学年の概念はなく、寺子屋・藩校・私塾の入学時期も決まっていなかったそうです。高等教育はドイツ・イギリスを手本にしていたようで、9月入学が主流でした。
明治維新により西洋の文化に影響を受け始めると、国の財産管理を明瞭にするため西洋にならって会計制度を定め、始まりを10月からとしたそうです。
その後暦年と合わせて1月からとしましたがお正月と重なり忙しくなることから7月に改め、更にその後米作りの準備を始める時期に当たることから4月始まりに改められました。
学校運営には国の補助金等が関わってくることから、学年を会計年度に合わせて徐々に4月入学に変わっていったそうです。
日本以外の会計年度
実は、世界の7割は9月を年度の始まりとしているんです。
例えば米国では3ヶ月近い夏休みを区切りとして9月から新年度としており、秋入学が主流のようです。
日本のインターナショナルスクールなどの日本に住む外国人の子どもが学ぶ学校は将来的に海外の大学を目指す人が多いことから、入学時期がずれないよう秋に始まる学校が多いんだそうですよ。
【余談】4月1日生まれは早生まれ!?
早生まれの基準は1月から3月に生まれた人のことというイメージがありますが4月1日に生まれた人も早生まれになることをご存知ですか?
学校教育法では就学義務を『満6歳の誕生日以後の最初の4月1日から』としていて、3月31日までに満6歳を迎える子ども達が同じ学年になります。
ここでキーになるのは『3月31日までに満6歳』というところです。
満○歳を定める法律によると生まれた日を1日目と数えるので満○歳となるのは誕生日の前日になります。なので、4月1日生まれの子どもは3月31日で満6歳を迎えることになり、早生まれの一員になるのだそうです。
つまり、平成28年4月2日に生まれた人と平成29年4月1日に生まれた人は同学年になるということですね。
実際に同学年にいたら不思議な感覚に陥りそうです(^o^)

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