個人によって原因となることは様々ですが、多くの人が下記の原因だとされています。
- 初めての一人暮らしや時間の使い方の変化など、新しい環境についていけない。
- 新しい人間関係が思うようにいかない 。
- 想像していた新生活と現実のギャップについていけない 。
- 入社といった大きな目標を達成した解放感。
- 大きな目標を達成したことにより、次の目標を見失ったり、混乱したりする 。
精神的な症状はさまざまですが、しばしば体に影響が出ることもあります。
主な症状を上げてみましょう。
精神的な症状 |
身体的な症状 |
やる気が出ない |
疲れやすい |
なんとなく落ち込んでいる |
食欲がわかない |
興味・関心がわかない |
朝起きられない |
何をするのも面倒で億劫 |
不眠 |
思考力がなくなる |
頭痛 |
判断力がなくなる |
腹痛や便秘 |
不安や焦りを感じる |
めまい |
イライラする |
動悸 |
症状の重さも人それぞれで、軽くて済む人から、重くなってしまう人までいます。
重い場合は、心療内科や精神科への受診をお勧めします。
長引くと「うつ病」へ移行することもありますので、早めに医師に相談して、症状が進まないようにすることも大切ですね。
6月病も、5月病と同じで、一般にマジメで几帳面、内向的な人がかかりやすいと言われています。
「もしかして、6月病かな?」と思ったら、まずは自分を誉めてあげましょう!
そして、『焦らない、考え過ぎない、悲観しない』ことが大切です。
仕事も、人間関係も、最初から完璧にできる人なんてほとんどいません。
自分なりのペースで新しい環境に慣れていくことを、すこしづつやってみましょう。
何事も、気長にかまえることが大事ですね。
一般に5月病、6月病と呼ばれる症状は、何も5月・6月だけに限った話でもありません。
人によっては夏期休暇を終えた9月頃に出ることもあります。
また、そのような症状は入社時に限ってのことではなく、“職場環境の変化がやってくる時期”が、“症状の出る時期”とも言えます。
今の時代、「自分には、5月病・6月病なんて関係ない!」とは、誰にも言い切れないかもしれませんよ?
お気をつけくださいね。