西暦1608年に津藩に入府し、津城の城主となり、関が原の戦いで損傷を受けた津城と城下町の整備を行いました。
町づくりにも力を入れ、その町が現在の津市のベースとなっているんです！
戦場で数々の功績をあげる武将であると同時に、領民への気配りや、人の和を大切にする人物だったと伝えられています。

築城の名手といわれ、全国を駆け回り、様々なお城の建築・改築、寺社の建立に尽力しました。
津城・伊賀上野城の他、膳所城・丹波亀山城・江戸城・丹波篠山城や、世界遺産のひとつ日光東照宮の建立にも携わっていたといわれています。

藤堂高虎と由縁のある津の史跡をご紹介します。これからの行楽シーズンで辿ってみてはいかがでしょうか。

• 津城跡
  いわずもがな津城があった場所です！
  現在は春は桜、秋には紅葉が楽しめるお城公園として子どもからお年寄りまで親しまれています。
  この公園の中央の広場に藤堂高虎の銅像があります。
• 津観音
  日本三観音のひとつで、「津の観音さん」と呼ばれています。
  戦乱によって荒廃した津観音を藤堂高虎が再興し、藤堂家の祈願所としました。
• 寒松院
  藤堂高虎はじめ歴代津藩主・久居藩主のお墓である大きな五輪塔があります。
  昭和20年の空襲により境内は焼け落ち、五輪塔には無数の傷跡が残りました。
• 偕楽公園
  藤堂高虎とは直接関係はないのですが、津藩主藤堂家の別荘として作られました。
  その後、県立公園となり津市に移管されました。桜の名所として親しまれています。

藤堂高虎公入府400年を記念したイベントが、1年を通して各地で行われます！