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暮らし 知ってますか?お茶のこと

さむ〜い冬。お茶が美味しい季節です!
煎茶やかぶせ茶、ほうじ茶など、いろ〜んな種類のお茶がありますが、
それぞれに美味しい入れ方があるってご存知でしたか?
今回のZ-CANは、お茶の豆知識や美味しい入れ方など、
お茶についてのあれこれをご紹介します!

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全国第3位!三重県はお茶の産地

お茶の産地といえば静岡県が思い浮かびますが、なんと三重県は、静岡県、鹿児島県に次いでお茶の生産量第3位なんです。
北勢地域では「かぶせ茶」「煎茶」が、南勢地域では「深蒸し煎茶」が主に出荷されています。
「かぶせ茶」の生産量は、なんと全国1位(平成18年度)!全国シェアの約3割を占める名産品なんです。

三重県にお住まいの方にはお馴染みの「伊勢茶」は、三重県で生産されたお茶のこと。伊勢産のお茶・・・というわけではないんですね。その歴史は古く、四日市市水沢にある浄林寺(現在の一乗寺)の住職「玄庵」が、弘法大師(空海)が唐から伝えたというお茶の樹を植え、栽培したのが始まりと伝えられています。

お茶の種類

お茶といっても、栽培方法、摘採時期、製造工程などの違いによって、さまざまな種類があるんです!

煎茶
緑茶の中で、もっともよく飲まれている代表的なお茶です。
「不発酵茶」の一種で、お茶の葉を蒸気によって蒸す工程があることが特徴で、蒸した茶葉は揉んで針状に細く仕上げて乾燥させます。
湯加減で味わいが異なり、低めの温度なら甘みと旨みが引き出されまろやかな味わいに、高めの温度でいれると煎茶特有の渋みが立ちます。

かぶせ茶
かぶせ茶は、玉露と同じ「被覆茶」の一種です。
1週間前後、ワラや寒冷紗などで日光をさえぎって育てます。陽の光をあてずに新芽を育てるため、旨味の成分であるテアニンを多く含み、渋味が少ないのが特徴です。玉露と煎茶の中間的な味わい。

深蒸し煎茶
普通の煎茶より、約2倍長く時間をかけて茶葉を蒸してつくったお茶です。
蒸し時間を長くすることで、茶葉の中まで蒸気が伝わり繊維が柔らかくなります。
普通の煎茶と比べて味も色も濃く、深みがあるのが特徴。水出しのお茶にもどうぞ!

ほうじ茶
煎茶、番茶、茎茶などを強火で炒って(ほうじて)、香ばしさを引き出したお茶のことです。
ほうじることで苦味成分であるタンニンが壊れるため、苦みや渋みはほとんどなく、口当たりはあっさり。
カフェインが少なく、子供からお年寄りまで、安心して飲めるお茶です。

美味しいお茶の入れ方

それぞれのお茶に詳しくなったところで、美味しいお茶の入れ方をご紹介します!
  1. お湯は十分に沸騰させ、お茶の種類に合わせて温度を調節します。
    (目安は、玉露:50〜60度、煎茶・かりがね茶:80〜90度、玄米茶・ほうじ茶:100度)
  2. 湯のみ・急須はあらかじめ温めておきます。
  3. 急須に人数分の茶葉を入れ、茶葉がひたひたにつかる程度にお湯を注ぎます。茶葉の量は少し多めにし、3人分で大さじ2〜3杯が目安です。
  4. しばらく待ち、お茶の色味が均等になるよう少しずつ湯のみに回しつぎます。
  5. 急須にお湯を残さないのが二煎目を楽しむポイントです。最後の一滴まで注ぎ切りましょう!

番外編:珍しい国産紅茶「伊勢紅茶」

「伊勢茶」だけでなく、三重県には「伊勢紅茶」というブランドがあるんです!
紅茶の生産地といえば、インドやスリランカなどが思い浮かびますが、国産の紅茶もあるんですね〜。
三重以外でも、静岡、長野、山陰地方などで栽培されているそうですよ。

伊勢紅茶は国産紅茶の中では異色の渋い口当たりが特徴。ストレートティーにはもちろん、ミルクティーにもピッタリの力強い味わいを持っています。セイロンティーに近い味で、「伊勢紅茶は国産紅茶の中でも濃厚で美味しい!」と紅茶好きの人からも支持されているようです♪

食品の安全が問題になっている今、生産者の顔が見える国産紅茶は今後注目度大!です。

情報提供
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生活応援隊の皆様、ありがとうございました!
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