最近、学生さんや若い方が、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格に興味を持ってもらい、自分のライフプランニングについてどういう風に計画を立てていったらいいかと、尋ねられるがよくあります。
われわれも、こういうことは大先輩に聞かないと、とおもい70代の先輩FPに聞いてみましたら、この年代の方は学生のときに「人生三分論」ということをしきりに先生に教えてもらったそうです。
かつては、日本人の平均寿命が70歳代中番だった頃があり、25歳、50歳、75歳の区切りで人生三分論を教えてもらったそうですが、今は人生80年時代ですので第3期は60歳以降になるかもしれません。
人生三分論
さて、この三分論から、若い方には是非第2期(労働時間)の長さと、第3期(老後の余暇時間)を過ごす長さがほぼ等しいことを十分認識して人生の目標を立てて欲しいと思います。
- 第2期 どういった会社で働くか?(70万から80万時間)
- 第3期 余生を如何に過ごすか?(70万から80万時間)
また、ライフプランニングをたてる上では、人生の節目節目(FP用語でライフイベント)を考えて自分自身がどういう風に人生を過ごしたいのか、是非真剣に考えてもらいたいと思います。
- 就職
- 結婚
- 子どもを生み育てる
- 家を建てる
- 会社を退職する
- 老後を過ごす
- 死に向かう(向老学)
もっと具体的に言いますと、下記の収入と支出を具体的に計算をすることが、個々の人生のファイナンシャルプランニングを立てることになります。
- 生涯年収がいくらくらいなのか?
- どういった家族形態を作るのか?
- 家の形態はどうするのか?
- 生活資金は?
- 子どもの教育資金は?
- 老後資金は?
いわば一生涯の家計簿を描くのがファイナンシャルプランニングであり、ライフプランニングを真剣に考える上で大変重要な作業です。大変大きな家計簿ですが、最近では、エクセルソフトの普及や、ライフプランニングについての多くのサイトができ、自分ひとりでもできるようになりました。皆さんも是非この機会の自分のライフプランニングを考えてみましょう。