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健康 産科オープンシステムで安心なお産を
産婦人科医師や病院の不足。安全にお産ができるか心配・・・。
そんな声を反映して生まれた取り組みが「産科オープンシステム」。
妊婦健診は近くの診療所で受け、リスクの高い分娩は設備・スタッフの充実した大学病院で行うという画期的なシステムなのです。
三重大学医学部産科婦人科学教室さんに詳しくお話をお伺いしました!
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産科オープンシステムって何ですか?

通常の妊婦定期健診は近くの診療所で受けていただき、分娩は設備・スタッフの充実した大学病院で行うシステムです。
お産は多くの場合、正常に経過して元気な赤ちゃんが産まれ、お母さんも正常に回復していきます。
しかし、中には妊娠中やお産の最中に突然異常な事態が発生することもあります。
オープンシステムではこのような緊急時に対し、迅速で適切な対応が受けられるメリットがあります。

どうすればオープンシステムを利用できるの?

かかりつけの診療所がオープンシステムに登録しているかどうか確認して下さい。
現在は県内で15の診療所がこのシステムに登録しています。
診療所の医師に登録希望の旨を伝えていただければ、診療所から大学病院へ登録の手続きが取られます。
妊娠20週前後と妊娠36週頃の少なくとも2回は大学病院で妊婦健診を受けて頂く必要があります。
登録診療所についてはこちらのページをご覧ください。

今までオープンシステムを活用した妊婦さんはいるの?

昨年の12月より15名の妊婦さまに登録して頂いております。そのうち6名全員が無事に出産され、元気に退院されました。

大学病院とオープンシステムに登録している診療所の連携は十分なの?

登録された妊婦さまには診療所から「共通診療ノート」が配られます。
このノートはカルテ並みに記入できるようになっており、診療所の医師が記入してくれます。
母子手帳に挟めるサイズですので、常備することが可能です。
大学病院のスタッフはこのノートを見ることによって、妊婦さまの継続的な状況が把握できます。
夜間や緊急時の状況把握にも役立ちます。

もっと詳しくオープンシステムのことを知りたい!

産科オープンシステムのHPを開設しております。
また、三重大学医学部産科婦人科のHPもリニューアル致しました。
スタッフの紹介も載せてありますので、一緒にご覧いただければと思います。

情報提供
三重大学医学部 産科婦人科学教室
三重県津市江戸橋2丁目174番地
電話 059-232-1111(代表)
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