オートコンプリート機能とは、ホームページで文字を入力する場合、ユーザーID、パスワード、アドレスなど過去に入力した内容と比較して一致するものを一覧表示してくれる機能です。
たとえば、フォームに何文字かパスワードを入力したら、入力フォームの下にお目当てのパスワードが自動的に表示された・・・なんて経験ありませんか?それは、このオートコンプリート機能があるからなんです。
この機能は、次の操作方法で設定内容を確認、変更できます。
- 「ツール」メニューの「インターネットオプション」を選択します。
- 「コンテンツ」のタブを選択します。
- 個人情報のところにある「オートコンプリート」を選択します。
- チェックの付いている項目が有効になっている機能です。
自分専用のパソコンなら、この機能があるとつい忘れてしまったIDなども「そうそう、これこれ」と見つけることが出来とても便利です。しかし、複数でパソコンを共有している場合には、他の人があなたのIDを偶然見つけてしまう事もあります。
履歴には、閲覧したホームページのアドレスが記録されています。たとえば「3日前に見たあのサイトをもう一度見たい!」というような時、履歴を調べればお目当てのサイトを探すことができます。
しかし、親しき仲にも礼儀あり。どんなホームページを見たか、他人に知られたくない場合もありますよね。
そんなときには、履歴クリア!「ツール」の「インターネットオプション」から履歴を消去することができます。
また、「ページを履歴に保存する日数」を「0」にすると、履歴は保存されません。
あるサイトを訪ねると、「○○さん!ようこそ」「1週間ぶりの訪問ですね」などと表示されてびっくりしたことはありませんか。これは、前回あなたがそのサイトを訪問したときに、Webサーバがあなたのパソコンに識別情報(クッキー)を送り込み、パソコンにクッキー・ファイルとして保存させていたためです。
ほかにも、ショッピングサイトの「ショッピングカート」や掲示板のニックネームなどでも、クッキーは利用されています。
学校や職場などで個人的な情報を入力してしまった場合は、パソコンに格納されているクッキーの中から特定のサイトのクッキーを削除しましょう。次のクッキーが格納されているフォルダを開き、該当するファイルを選び出して削除します。
C:\Documents and Settings\ [ユーザーアカウント] \Cookies
また「インターネットオプション」からはクッキーをすべて削除することができます。
- 共有のパソコンの場合は、オートコンプリートの機能を必要最低限にしましょう。
特に、ユーザー名やパスワードの保存機能は無効にしておくと安全です。
- 他の人のパソコンを使う時には、ログインが必要なサイトへのアクセスを控えましょう。
どうしても必要な場合には、オートコンプリートの設定状態を確認しましょう。
- 自宅用のパソコンでも、ログイン時にはパスワードを設定しましょう。
万が一に備えておくのが一番安全です。
正しい知識を身につけ、安全に気持ちよくパソコンを使いましょう!