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健康 年末年始に急増!生活習慣病・痛風にご用心!
忘年会、クリスマス、大晦日、お正月、新年会。
年末年始はイベント盛りだくさんですね!
美味しい料理や、お酒の量がどうしても増えてしまい、食生活が乱れやすいこの時期!今回はそんな時期に急増するとされる生活習慣病、「痛風」についてご紹介します。
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痛風とは!?

「風が吹いても痛い!」と言われるほどの激痛を伴う病気です。
痛みは強烈で、2〜3日は全く歩けなくなるほどの激しい痛みです。発作的に痛みが現れる症状から、痛風発作と呼びます。
主な原因は「尿酸」とされ、血液の中の尿酸が増えすぎると、その結晶が関節に溜まり激痛を伴う炎症を引き起こします。

急増する痛風患者

主に中年男性特有の病気だと言われていました。
しかし最近では、女性や若い年齢の人たちの中にも通風に悩む人が増えています。
痛風が急増した原因として、食事の贅沢化やストレス増加、運動不足など生活習慣によるものが大きいと考えられています。
予防の第一歩として、運動や生活習慣の改善から気をつけていきましょう。

食べすぎ・飲みすぎにご注意!

お酒、特にビールには、尿酸増加の原因である、プリン体が多く含まれます。
アルコールは、同時に腎臓の排出機能を低下させてしまうので、尿酸増加の大きな原因とされています。
一気飲みのような多飲につながる無理な飲み方をやめ、お酒を飲まない日・休肝日をしっかりとることも大事です。

お酒のおつまみにも、もちろんプリン体が潜んでいます。
肉や魚はもちろん、なんと野菜類にもプリン体を多く含むものがあるんですよ!

プリン体を多く含む食品

プリン体は細胞の核酸に含まれています。
細胞の数が多いレバーなどの内臓には、当然プリン体も多く含まれていることになります。

実は干物など乾燥しているものは、一見ヘルシーに見えますが、細胞が凝縮されている状態なので
同じ量の生魚とその魚の干物とでは、干物のほうがより多くのプリン体を含んでるんです!

また、プリン体は水溶性なので、茹でる・煮るなどの調理をすると、2〜3割は水に溶けて減るそうで、
同じ素材を使った料理でも、煮物など水を使った料理の方がプリン体を控えることができるということです。
ただし、おいしいからと言って、プリン体が溶け出した煮汁などを飲んでしまうと、あまり効果がないのでご注意!

最後にプリン体を多く含む食品をご紹介します。
忘年会・新年会のおつまみ選びの参考にしてみてはいかがでしょうか?

きわめて多い(300mg以上) 鶏レバー、マイワシ干物、白子、あんこう肝、カツオブシ、ニボシ、干ししいたけ
多い(200-300mg) 豚レバー、牛レバー、カツオ、マイワシ、大正エビ、マアジ干物、サンマ干物
少ない(50-100mg) ウナギ、豚ロース、豚バラ、牛肩ロース、牛肩バラ、牛タン、マトン、ボンレスハム、プレスハム、ベーコン、ほうれんそう、カリフラワー
きわめて少ない(50mg以下) コンビーフ、ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、豆腐、牛乳、チーズ、バター、卵、とうもろこし、じゃがいも、さつまいも、米飯、パン、うどん、そば、果物、キャベツ、トマト、にんじん、大根、白菜、ひじき、わかめ、こんぶ

情報提供
快適な住まいと、生活の知恵を大切に!
生活応援隊の皆様、ありがとうございました!
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