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暮らし 健康茶を自分で作りましょう!(1)
数年前に起こった、健康茶ブーム。今でも根強い人気です。
どくだみ茶、ハトムギ茶、笹の葉茶、ギムネマ茶、明日葉茶 … ちょっと思いつく名前を上げただけで、こんなに出て来ます。
でも、みなさん!
健康茶はドラッグストアーなどで買うものだと思っていませんか?
イエイエ、野山からタダでいただいてくるものなんです。(笑)
タダでいただけないものは、ご自宅の庭先で栽培もできます。
健康茶の作り方をご紹介する前に、まず、薬草についての豆知識からご紹介しましょう!
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薬草って、普通の草とどう違うの?

薬という字は、「草を用いて病を治し、楽にする」という意味から生まれたといわれています。
草で病を治せるということは、人々が長い年月の経験の積み重ねにより知ったもので、その多くは草の根や木、木の皮を用いて体の回復を図ったのが始まりと考えられています。
現在は、いろんな地域で人々の身近に生える「何となく体の回復に効く草」を「薬草」と呼び、代々伝えてきているのですが、だからといって、勝手に採ってはいけない山野の草根木皮を採り、用量も考えずに服用することは危険なことです。
目的に合った正しい利用方法で、確かな効果があげられるよう、薬草と上手なつきあいをすることが大切なんですね。

身近な薬草には何があるの?

オオバコ、柿の葉、シソ、タンポポ、ドクダミ、スギナ、ハトムギ、ヨモギ、ジャノヒゲ、キキョウ、ナンテン、クコ、クチナシ、ゲンノショウコ、センブリ…
どうですか?なじみのある名前の雑草、はたまた庭木ではありませんか?
実は!これが「薬草」だったんです!
薬草は、他にもまだまだたくさんありますが、ここでは手に入りやすいものをチョイスしてみなさんにご紹介しようと思います。

スギナ茶の作り方

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生えている場所
ほぼ日本中の野山や湿地に自生しています。
ツクシが生え切ったあと、ツクシの脇から生えて来る、細かく枝分かれした緑の葉がスギナです。

効能
特に、ガンや肺結核や慢性気管支炎、肺治療にはよく効くと言われますが、この場合には煎じ汁を飲みます。
また、腰湯に使うと『腎う炎』『肝臓病』『ぼうこう炎』に大変よく効くとも言われています。スギナ風呂は、ウルシかぶれのようなかぶれやかゆみなどの和らげる効果も強く、アトピー性皮膚炎などにも効果があるとされます。

つくりかた
農薬などに汚染されていない、スギナの一番元気に伸びている時期の5〜7月に、全草を採取して水洗いして天日で乾燥させておきましょう。

スギナ茶の入れ方
普通のお茶と同様の飲み方でどうぞ。(生の葉でも干した葉でも良いです)

スギナ風呂
スギナを一晩水につけて、次の日にそのまま沸騰させ、その液をお風呂の中に注ぎ入れます。
お湯は柔らかく、お肌しっとりですよ!

最後に

休日、レジャーをかねて薬草を採取し、自分で作った健康茶を飲む。
これは、ちょっとした贅沢です。
来月はハトムギ茶、ドクダミ茶、柿の葉茶の作り方をご紹介します。お楽しみに!

※ご注意
◎私有地に生えている植物の採取には、十分ご注意ください
◎持病をお持ちの方、または煎じ薬として服用される方は、必ず医師・薬剤師等の専門家に服用の指導を受けてください。

情報提供
快適な住まいと、生活の知恵を大切に!
生活応援隊の皆様、ありがとうございました!
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